駐車場のある雑木の庭　芽吹き

５月の連休も終わり、いよいよ初夏の訪れが感じられる陽気になってきました。何気なく道を歩いていると、街路樹のハナミズキやサツキツツジが開花しており、季節の変化を感じずにはいられません。
さて、今回は今年と作庭してきた雑木のお庭を訪問してきましたので、そのことについて書こうと思います。施工時は落葉時期であったため、まだ寂しい雰囲気でしたが、春を越し、５月を迎えいよいよ新芽が美しく開き揃い始めた今、お庭は緑溢れる安らぎの空間となっていました。
イロハモミジの黄色、シラカシの濃緑色、ナツハゼの薄紅色、アオハダの黄緑色等、同じ緑でも様々なコントラストが重なることで、まるで自然の中にいるかのような空間になりました。お施主さんが丁寧に世話をしてくれているおかげで地被の苔も元気に育っているようです。

まだまだ、若い木々が多いですが、時間が立つにつれ逞しく、大きく育っていってくれるはずです。こうして身近に季節を感じることの出来る空間が出来たことに私自身も嬉しく感じます。

こちらは駐車場へ向かう導線。

お施主さんの育てている植木鉢の植物たちも空間にマッチするよう配置されています。枕木と大谷石で作った駐車場に車が置かれることで空間が引き締まります。

これからますます美しく自然な空間にしていくためには今後の管理が大切です。雑木のしなやかさを損なわぬよう、成長を見守っていきたいと思います。

なによりも、今回はこのような機会を頂き、お施主様には大変感謝しております。今後とも宜しくお願いいたします。